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テレビ

ハーバード大学に合格した超天才の日本人はだれ?あいつ今何してる2018/8/29

日本の高校を卒業後、日本の大学ではなく、学部から米国の大学に進学する道を選んだり、日本の大学に入学しても米国の大学に移ったりすることを選ぶ若者が最近、増えている。英語力の向上だけでなく、長期的なキャリアを睨んでの決断だ。日経ビジネスの10月14日の特集「世界のトップ大学~「東大」は生き残れるか」に登場いただいた米国トップクラスの大学に進学する道を選んだ4人の学生に、その思いを聞いた。 共通して聞いたのは、①なぜ米国の大学を選んだのか ②「日本の大学では得られなかった(だろう)」と実感していることは何か ③日本の大学教育についてどう思うか ④大学院を目指しているか、目指す場合、どんな判断基準で選んでいるか、の4つだ。

最後の第4回に登場いただくのは、日本の中高一貫校を卒業し、一橋大学に合格して入学したものの、その直後に併願していた米ハーバード大学からも合格通知が来たことから、同年9月にハーバード大学に入学し、現在、同大学4年生の小林亮介(こばやし・りょうすけ)さんだ。

なぜ米国の大学に進学しようと思ったのか、まずそこからお聞かせください。

小林:高校3年の時に将来は国際関係論を学びたいと思い、僕が通っていた桐朋高校の近くに一橋大学があったので、メールで一橋大学の先生にアポを取ってどうしたらいいか相談に行ったのです。以来、社会科学、特に政治、経済関係の教科書などを眺めていると、米国の学者が書いた論文が最も登場していて、日本の教科書も彼らの名前と彼らの論文の引用を使っていました。日本の著名な先生も、PhD(博士)は米国で取得されている方が多いことが分かりました。

つまり、現状の政治、経済などの社会科学の学会というのは、アメリカの方法論及び学会を中心に動いていることが分かり、国際関係論を修めるには米国の大学院に進学することが不可欠だと思ったわけです。

僕は高校2年生の8月から高校3年の7月末まで1年間、米国の高校に留学していました。しかし、1年だけの留学で身につく英語力など大したこものではありません。行くなら学部から米国の大学に行った方が鍛えられると考えて、日本の大学と併願することにしたのです。

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米国の大学の中でなぜハーバード大学を志望することにしたのですか。

小林:奨学金の問題が大きかった。日本の場合、日本から海外に留学する学部生が受けられる奨学金って、皆無に近いんです。

海外への留学生を増やしているシンガポールや韓国では奨学金やそれに類する学生への支援があると聞きます。詳細の条件は知りませんが、シンガポールから日本に留学していたある友人によると、シンガポールではリー・クワンユー首相の時代から、政府が選抜した海外への留学生1人に対して、PhD取得までの10年の学費に生活費10年分を加えた相当額を支給する例もあるそうです。

また、日本の大学やハーバード大学で学んでいるあるタイ人留学生の友人は、「国から奨学金をもらったのは、外交官になることが条件なので、外交官になりたくないと言うには何千万円ものお金を政府に返済しなくてはならない。だから奨学金をもらった時点で、私は外交官にならないという選択肢はもはやないんだ」と嘆いていました。

日本の政府は、税金の関係などからどこの国に留学するにしても、出せる奨学金が非常に限られています。1人当たり年間100万円出しても、米国の大学は年間500万円ほどかかるので、残る400万円は自己負担になってしまう。

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その残り400万円を負担できる人は少ないでしょう。

小林:そうです。400万円負担できる人は、多分500万円でも負担できますから。日本の奨学金が皆無に近い一方で、米国の大学は2000年以降、積極的に国際化を進めていて、まず出願にオンラインアプリケーションを導入。これにより米国の大学に関する情報を入手しやすくする一方で、ハーバード大学をはじめとする複数の大学が「ニードブラインド(Need Blind)」という奨学金を留学生に対しても出すようになったのです。

米国の優秀な大学の多くは、自国の学生に対してこの「ニードブラインド」という奨学金を出しています。どういう内容かというと、大学側は学生が受験する際に、その学生の家計の年収を聞くんですが、まずその年収を伏せた状態のままで選考を進める。そして、「合格」「補欠合格」「不合格」を決めてから、各大学のフィナンシャル・エイド・オフィスというところが、合格したそれぞれの学生が自分の大学で学ぶためにいくら必要になるかを算出するのです。

例えば、マサチューセッツ州にある大学に東京の自宅から行くとしたらいくら必要なのか――。交通費から保険料、授業料、寮費などすべてを計算して算出する計算式がある。そのうえで、「あなたの家の家計なら、授業料をこれくらい負担して下さい」といった判断をしていくわけです。大学としては、「あなたを合格させた責任があるから、卒業できるように奨学金を出して我々が責任を持ちます」という考え方なんです。

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